「海賊と呼ばれた男」を読んで
2013.12.18
カテゴリ:大戦と島
「海賊と呼ばれた男」を読んで
最近、「海賊と呼ばれた男」、「永遠のゼロ」を読んだ。
改めて、私たちの今は、
このような立派な人たちの命の上に生きていることを痛感させられた。
明治や大正生まれの身内を持つものには、
父母や祖父母の昔話と繋がり涙なしでは読めない。
この東南アジアまで連なる島々が、
交易が始まった太古から、今日に至るまで
各国の利害の絡み合う争いの場にされ
敵味方、多くの命が奪われてきた。
今もって危険地域である。
また、少なくとも先の大戦からこの方、
愚策で国を危うくして来た人達が責任を取らず
庶民とかけ離れた生活を続けていく
このような社会の仕組みは、
先進国においてこの国以外にも
在るか否かという疑問と怒りを覚える。
私が教わった日本人の精神というものが
思い込みだったかもしれない。
が、世界に誇るべきは、その美しい精神と思う。
日本人のみならず世界の人に読んでもらいたい本である。
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